日建新聞の中で渡辺一彦院長は医療の立場から「シックハウス症候群」「化学物質過敏症」について次のように述べている。「シックハウス症候群」は1990年代後半から急激に増加しており、潜在的な患者は数は未知数。「健康被害で重要なポイントは特定の物質に反応を始めると、他の物質に拡大する傾向があり、低濃度でも反応するようになる」とVOC(揮発性化学物質)が他の健康被害の引き金になる可能性が大きいと警鐘を鳴らす。「シックハウス症候群」の症状は3つに分かれる。
- アトピー性皮膚炎や喘息、鼻炎、結膜炎などのアレルギー疾患
- 「目」がチカチカする、「喉がヒリヒリする」など局所の粘膜が刺激される症状
- 頭痛やめまい、倦怠感、施工能力の低下などの更年期障害や自律シンケン失調症
※ 体内への進入ルートとしては・・・
- 吸入ルート
- 経皮(皮膚)ルート
- 経費(飲食)ルート
    
▲吸入・皮膚・飲食で体内に侵入します。
さらに吸入ルートを経由し、大脳辺線を刺激することがある。大脳辺線系は不安や快・不快など情緒を司る場所。特定物質の刺激による症状が繰り返し行われることで反応は強化され、「パブロフの反射」的な現象が人体で起こっている可能性もあるとする。
住む側も認識しなければならないと住み手の意識改革も必要としている。「北海道アトピー環境研究会」では、多くの住宅を調査。計測例の過半数は厚生労働省のガイドラインをクリア、その取り組みを評価している。一方で「新築住宅やリフォーム後の住宅で被害が増えている」と知識不足の住宅業者が依然と多いことを指摘。さらに、「ガイドラインの値以下で発生するケースもあり、基準値に疑問を感じる」と基準値が絶対的な安全値にはならないと強調する。 |